黄体ホルモンが少ない状態は「黄体ホルモン不全」という
黄体ホルモンが少ないこと、またはその状態のことを「黄体ホルモン不全(黄体機能不全)というそうです。なぜ黄体ホルモンが減少してしまうのか?という理由をここにまとめました。
参考程度にどうぞ・・・・
脳科学でよく出てくる有名な(自分にとっては、かな?)視床下部・下垂体と呼ばれるところから、
正常にホルモンが分泌されないために黄体ホルモンの分泌が減少する症状だそうです。
明確な理由は分かっていない、とのこと。
黄体ホルモンが少ない人に共通する特徴では、
・糖尿病(全身に関する病気)
・精神的ストレスを感じている
・喫煙している
といったものがあります。
これらは、黄体ホルモン不全と診断された方に共通するもので、
これらの症状・状態でもきちんと妊娠できている人もいるため、100%これらが理由だとは言えません。
(私の知り合いの奥様は、ずっとタバコを吸ってるヤ●キーでしたが、ちゃんと妊娠・出産できました)
う〜ん、これでは、情報量と質がいまいちですね。
もうちょっと詳しく調べたので、もうちょっと詳しくまとめます(ここより難しくなります)
なぜ黄体ホルモン不全になる?
卵胞が順調に生育すると、視床下部は脳下垂体に「卵巣に黄体形成ホルモン(黄体ホルモンではありません)を分泌しろ!」という指令を出そうです。
黄体形成ホルモンとは、排卵をするためのホルモンです。
そして、黄体形成ホルモンによって、無事に排卵できたら、今度は卵巣内に黄体と呼ばれるものができて、
この黄体が本来、黄体ホルモンというものを分泌して、妊娠の準備ができるとのこと。
黄体ホルモンの役目は、子宮内をホテルタオル、もしくは毛布みたいにフカフカの状態にする、柔らかくするというのが役目。
黄体ホルモン不全、もしくは黄体ホルモン機能不全とは、
ふっくらふわふわなタオルのように、子宮内をふかふか柔らかくすることができる
黄体ホルモンが正常に分泌されない状態であります。
基本的に、黄体ホルモンの分泌が減少する原因は、ホルモン分泌を出す指令を出すのは
視床下部や脳下垂体なので、その機能になんらかの異常があるからだと言われています。
その異常をもたらしていると考えられている原因が、
はじめにピックアップしたこれら3つ
・糖尿病みたいな、全身に影響を与える病気をしている
・精神的なストレスを感じている
・たばこを吸っている、またはその環境にいる
で、調べたところ、まだあったので追加させていただきます。
・体の冷え
・自律神経の乱れ
この2つも、原因であると言われています。
まだまだ漠然としているので、さらに詳しくまとめました(難しいかも?)
3つのホルモン異常と1つの発達障害
どうやら、視床下部・脳下垂体からのホルモン分泌指令が上手くいかないのは、ホルモン異常によるものと、卵胞の発達障害による影響だと言われています。
ホルモン異常は3種類あって、
・高プロラクチン血症
・高アンドロゲン血症
・甲状腺機能異常
これら3つです。
これらのどれかの症状が発症して、起こるのが卵胞の発達(発育)障害らしいですね。
それで、3つのホルモン異常の具体的な症状の内容は、
・高プロラクチン血症=授乳をしていないのに、プロラクチンというホルモンがたくさん分泌されている状態
・高アンドロゲン血症=アンドロゲン(複数種類ある男性ホルモンの総称だそうです)と呼ばれるホルモンが多く分泌されてしまっている状態
・甲状腺機能異常=甲状腺ホルモンというものを分泌していて、このホルモンは本来なら常に一定量が分泌されてるのだけれど、なんらかの原因で分泌量が少なくなっている状態
というものです。
これらプラス、これらの影響を受けてか、卵胞の発育障害が起こり、黄体形成ホルモンと黄体ホルモンが正常に分泌されないようです。
そして、これらの症状が起こる原因は・・・
・高プロラクチン血⇒プロラクチン産生腫瘍、視床下部の異常、甲状腺機能低下症、薬剤によるもの、妊娠、授乳
・高アンドロゲン血症⇒多嚢胞性卵巣症候群、卵巣でのホルモン合成異常
・甲状腺機能異常⇒慢性甲状腺炎(橋本病)、下垂体性甲状腺機能低下症、ヨード欠乏や甲状腺ホルモン不応症(日本では稀だそうです)
・卵胞の発育障害⇒上記3つの症状の影響、そして脳下垂体からの黄体形成ホルモンが正常に分泌されない
といったものになります。
このように、どんどん聞いたことのない症状や病気が出てきて、ほんと、黄体ホルモン不全を改善するのは複雑です。
それゆえに、「これだ!」と断定できる原因が見つからないのでしょうね。
これらの4つの症状・状態の原因になる症状についてさらに詳しく知るには、こちら(http://www.womenhealth.jp/fujinka/otai.htm)のサイトを見ると良いようです。
このように複雑な原因で発症する黄体ホルモン不全(黄体機能不全)の対策について、別カテゴリーで私が調べた結果をまとめさせていただいます。